著作紹介

特性を持つ子どものハッピー子育て術

第1編 こころは安心と自信の貯金箱

 
 

 こころは安心と自信の貯金箱にたとえることができ、それに対してストレスという出費は常に生じます。安心や自信がこころにいっぱい貯まっていれば余裕しゃくしゃくでストレスに立ち向かえますが、安心や自信の貯金が少なくなってしまうとわずかなストレス出費でも借金になってしまう!と心配でハラハラですよね。この違いが 大きいのです。ストレスは避けられるものばかりではないので、いつも安心と自信を貯めておく子育てが大切です。この本では「特性」の考え方から発達障害の理解を深めると同時に、安心と自信の貯金をどうしたら殖やせるか、特性を持つ子どもや保護者さんがともにハッピーに暮らせるよう、丁寧に説明しています。

特性を持つ子どものハッピー子育て術

第2編 自閉症スペクトラムの理解

 
 

 対人関係やコミュニケーションが苦手で独特なこだわりを持つ自閉症スペクトラムの多岐にわたる特性を単一の理由で説明することは困難とされています。この本では自閉症の本質をバロン=コーエン氏が唱える「超男性脳説」に基づく「対人希薄」 (ヒトへの無関心)と捉え、この本質から派生する3本の柱(認識・信念・社会性)が影響を受け、認識の変化により認知・言語・感覚・記憶・知識の様式が変容し、信念の偏りによりこだわりや価値基準の独自性が生じ社会性の遅れがメタ認知や自他識別を困難にし共感の困難さをもたらします。これら一連の特殊性を関連付けた自閉症マップは、自閉症の特徴を脳の働きから一元的に説明する試みとして興味深いものです。

 特性を持つ子どものハッピー子育て術

第3編 ADHDの理解と支援

 
 

 注意欠如多動症(ADHD)は不注意・多動・衝動性といった行動の特徴を持ち合わせた人を表わす用語としてよく知られるようになりました。しかし実のところ、この概念はそれほど明確な医学的根拠を持ち合わせておりません。つまり、効果的な薬剤の出現によって脚光を浴びてはいますが、特性ごとの関連や脳機能による説明が追いついていないのが現状なのです。この本 では、ADHDの有力な仮説である「報酬系神経回路のバリエーション」によってADHDの症状がどれだけ説明できるのか、そして脳の働きから紐とく適切な対応方法を明らかにすることにより、どう育てればよいか分からず途方に暮れるADHD児の 保護者さんに贈るハッピー子育てメッセージが満載です。